脱穀

令和2年11月11日(水)

 

悪天候のため延期になっていた脱穀。

干していた稲達もカラカラになっていて

「もう脱穀してくれぇ~~~」

と言うかのように、秋風に揺られていたので、お天気の良い今日!!

年長児つばめ組さんと、年中児ひばり組さんで、脱穀をおこなうことにしました!!

 

高橋保育園では活動を通じて、子ども達に昔ながらの手法を用いながら、農業の大変さや食べることの有り難さを感じてもらうことを大事にしています☆

 

今回の脱穀も・・・まずは!!

♪チャッチャチャ~ン♪

「千歯扱き」☆彡

鉄製の櫛状の歯が水平に突き出した物が、臼に固定されており、歯の間に乾いた稲を通して、脱穀をおこなうという手法です。

こちらが、脱穀の原点と言い伝えられています!

園長先生のご指導の元・・・

よいしょーーー!!

よいしょーーーーー!!!

力いっぱい引っ張っても大変💦

なんとか脱穀が出来ました!!

ああぁ~~~手が痛い💦

昔の人は、大変だなぁ💦

 

そして、時が過ぎ・・・

脱穀の手法も進化していきました・・・☆

千歯扱きで大変だと感じた昔の人たちは・・・

文明式旭光号

↓ ↓ ↓

♪チャッチャチャ~ン♪

「足踏み脱穀機」☆彡

 

その名の通り、足で踏板を踏みながら、歯車を回転させて脱穀するという手法です!

こちらも、園長先生ご指導の元・・・

 

今度は手の力ではなく、踏み続けることで、足の力を大きく使います♪

みんなと園長先生だけでは、力尽きてしまうので、布袋先生の力もお借りして♪

千歯扱きの時と違い、どんどん脱穀が進みます!!

「早いねぇ(*^▽^*)!」

みんな楽しそうです♪

 

足踏み脱穀機に変わったことで、作業の進みは良くなりましたが、まだまだ稲は残っています・・・

 

そこで、最後に登場したのが、現在使われている・・・

♪チャッチャチャ~ン♪

「コンバイン」☆彡

 

刈り取り部が機械になっているので、これから先は先生達のお仕事!!

穂先を機械に入れて・・・

「ガガガガッ!!ブーーーン!!」

Σ(・ω・ノ)ノ!

はい、終了♡

なんという文明の進歩!!

 

あっという間に終わるので、みんなでリレー方式で運びます!

「はい!どうぞ!」

「はい!お願い!!」

すると・・・

(゚Д゚;)

脱穀終了!!

早かったねェ~☆

ひばり組・つばめ組のお友達、ご苦労様でした!!

このお米を精米して、餅つき大会に使いたいと思います♪

 

 

ちなみに・・・

千歯扱きは、江戸時代から広く活躍された農機具だそうです。

そして、進化を遂げ、明治時代末に足踏み脱穀機が登場し、脱穀作業の能率が飛躍的に高まったとのこと・・・。

そんな時代の方々が今のコンバインを見たら、どれだけ驚く事でしょう☆

昔ながらの手法を目で見るだけでなく、実際に体験できることが出来るのが高橋保育園の魅力の一つでもあります!!

貴重な農機具を毎年お貸しくださる、松木農園様に感謝です!!

きっと、みんなが大きくなる頃には、もっとスゴイ機械が発明されているのかもなぁ~

でも、高橋保育園での貴重な体験も忘れないでネ☆